むしとりについて

~「むしとり」について~

さて、これまで述べたような身近な自然を感じる活動を全うするためには、
採集は必須であり、会員用の参考資料として標本を作製・保管することも当然のことと考えています。
しかし、むしを「愛づる」ことと、採集し、殺して標本にしたり、飼育に失敗して死なせたりすることとは、相容れないことのように感じるかもしれません。これは当会も少なからず矛盾に感じている点です。

しかしながら、社会的なルールを守ることは言うまでもありませんが、
むしの最小限の犠牲をはらってでも生きることを感じ、
また、そのむしの新たな愛らしさを見いだし、
さらに、そのむしのファンを少しでも多くつくり出すことも、
より大きな意義がある、との結論を当会は導き出しました。


啓蒙と言っては堅苦しいのであまり好きではありませんが、命のはかななさや教えられて身に付かない命の感覚がなにかしら培われると感じています。

ちなみに、このように採集、標本などと書くと、
我々が「むしマニア」と目されるかも知れませんが、それは別段厭いません。
なぜなら、一般的な「むしマニア」の定義には合致しないまでも、
我々がある意味「むしマニア」であることを自認しているからです。
もちろん、当会の性格上、我々の活動は、「珍種」を目的としたものではなく、


寧ろ、ごく身近な「虫けら」を目的としていることは活動をみていただいたらご理解いただけると思います。